昨年、ある講演会で、講師が「雪が解けたら何になりますか?」という質問に対して、ある子は「雪が解けたら水になる」と答え、別のある子は「雪が解けたら春になる」と答えたと話していた。
どちらが正しいという話ではない。「春になる」と答えた子どもの豊かな季節感を講師は紹介したかったのだろう。
実は、先日、県北に所用があり、蒜山に立ち寄った。湯原までは雪が少なかったのだが、蒜山に入るとすっぽりと雪化粧だった。そこで先ほどの話を思い出し、「雪になる」と答えた子は雪国の子ではないかと思った。
蒜山の春の足音は予想以上に早い。自然は雪の下で春の準備をしているのだ。4月になって、名残り雪を見ながら、雪解け水を飲んで山に登るのを楽しみにして蒜山を後にした。




