6月24日、岡山県リストラ・生活相談センターが岡山県の産業労働部に申し入れをする場に同席させてもらった。県当局も6月議会での議論でも、またマスコミの報道でも「派遣切り」問題は一段落したかのように扱われている中で、この申し入れの中で出されたさまざまな実態は、私自身も認識を新たにすべきことが多かった。
確かに派遣切りの数値は最近動いていないかもしれないが、それは「ほとんど切られてしまった」からである。
問題の第1は、ちょうどこの6月から7月にかけて、雇用保険が切れるのである。未だ就職先が見つからない人には、明日の不安がのしかかっている。
問題の第2は、住宅支援も「6ヶ月」の期限が切れてくる人が多くなっている。「また追い出されるのか」の不安が広がっている。
問題の第3は、この暑さである。ネットカフェ生活や車上生活で風呂に入れるお金があるまではよい。路上生活で風呂の入るお金がなくて、支援センターに相談に来た人に、まず「お風呂の金」をカンパしたセンターの話は痛々しい。
「寒空に路頭に迷わせてはならない」と始まった「派遣村」から6ヶ月、この異常な暑さのもと、汗と体臭と蚊に噛まれた後で痛々しい彼らは、まさに「蟹工船」のそれではないだろうか。心の何処かで「派遣切りも下火になった」と思っていた自分を責めながら「派遣村・夏の陣」に新たな運動の火を燃やす決意をした次第である。




万葉集には「朝霧」しか登場せず、源氏物語には「夕霧」しか登場しないのは何故か・・高橋和夫著「日本文学と気象」では「万葉人は早寝早起き」、「平安貴族は10時起床、午後2時出勤の夜更かし」だからと指摘している。