長い党暦を持つ私たちの世代にとって「野中広務」という政治家は自民党政権の中枢にいた人物として「宿敵」と言っても良い政治家である。その野中氏が6月27日付けの「日刊赤旗」の「憲法・戦争・平和・特別インタビュー」に登場し、「今の日本がおかしい」「戦争に加担しない道を」と訴えている。
野中氏自身も「52年間の政治生活を通じて『宿敵』だったあなた方(赤旗)に私の思いを語るのも、今の時代がそうさせているのだと思う」と切り出している。
戦中戦後の自らの体験を振り返りながら、今の政治が「大政翼賛会」に逆戻りしていると指摘、「自民党は戦争が好きな政党になった」「(民主党)の政界再編でも、本当にまともな国の行方を決める政治家の集団はできない」と看破している。
「再び誤った道へ走っていく流れにブレーキをかける『種蒔く使命』」を語る84歳の古老の姿に、熱いものを感じ入った次第である。


