29日、30日と山口、福岡へ視察に出かけた。
山口県は山口市内を流れる椹野(ふしの)川の河口から山口湾に広がる西瀬戸内地域有数の干潟の視察が目的。
昨年の12月議会で、吉井川の河口付近の赤潮対策に関して、自然の力で河川環境を回復する方向の議論をしたが、その関連での問題意識による視察である。
広大に広がる干潟だが、「アサリ」が全く生息しない状況になっており、干潟に網のシートを敷いて「アサリ」の回復を目指している。ナルトビエイなどからアサリを守る役割を果たすとのこと。
長靴をはいて干潟を歩いてみたが、確かに、シートの下にはアサリがたくさん生息していたが、それ以外は全くといってよいくらいアサリがいなかった。
福岡県ではまず、農林水産部関係の出先機関と試験場の組織と活動について説明を受けた。そして、福岡県の農業総合試験場が取り組んでいる地球温暖化対応の水稲などの試験研究の状況を勉強させてもらった。
数万種の稲の中から選抜を繰り返して暑さに強い県産米新品種「元気つくし」を開発していった話は、なかなか感動的だった。
ここに、公設の試験場の果たす役割があるのだと思う。
続いて、県立工業技術センターの組織と活動、そして「ナノ(10億分の一)技術」の試験研究の状況について勉強させてもらった。「ナノテク」に関しては、県庁での担当課の話だけでなく、実際に取り組んでいる機械電子研究所を訪れ、「高精度三次元加工機」や「微細形状測定装置」などを設置した「超精密加工支援ラボ(研究室)」などを見学させていただいた。
「ものづくり」の大切さと、それに対する「県の役割」をあらためて考えさされた視察だった。








