8月22日は、日本帝国主義が、韓国を「併合」してから100年目の年である。「韓国併合」の事実経過が示すものは、それが日本軍による繰り返しの侵略、王妃の殺害、国王・政府要人への脅迫、民衆の抵抗の軍事的圧殺によって実現されたものであり、「韓国併合条約」は、日本が韓国に対して、軍事的強圧によって一方的におしつけた不法・不当な条約であることを示している。
その1910年(明治43年)8月、東京で作家生活をする石川啄木は「東京朝日新聞」の紙面を見ながらこう詠んでいる。
地図の上 朝鮮国に黒々と墨をぬりつつ 秋風を聞く
東京の8月はまだ猛暑だろうに、啄木はなぜ「秋風」と詠んだのか・・日韓併合の本質とその後の日本の行く末に危惧と不安を感じていたに違いない。
「日韓併合100年」に関しては、様々な議論がなされている。しかし、啄木が「危惧と不安」を抱いたその感性を持って、東北アジアを見据えることが今の我々に求められているのではないだろうか。
(写真は啄木が100年前に見た「東京朝日新聞」の地図)


