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その他: 2009年9月アーカイブ
シネマクレールで上映されている「蟹工船」を観た。「軽い」と批判する人もいるようだが、私はそうは思わない。
「蟹工船」の現場は、戦前のそれだが、若者たちの会話は、私が最近聞いた派遣切り労働者の会話そのものである。自己肯定観と自尊心を踏みにじられ、「物扱い」に慣れ切った現代の若者の会話である。
そこから這い上がろうとした彼らの「リーダー」(松田龍平)が射殺される・・・その死を乗り越えて、再度立ち上がる彼ら・・・画面いっぱいに多喜二の熱い息吹が伝わって来る。
最近出版された「私たちはいかに『蟹工船』を読んだか」の中に、25歳の女性はこう書いている・・「もし小林多喜二が今を生きるとしたら、私たちが働いている職場にやってきて「ガンバレ」なんて励まさず朝まで話を聞いてくれた後、『蟹工船』の最後を締めくくった言葉のように、やはり『彼らは立ち上がった・・・・もう一度!』と書き付けるのではないか」
若い世代に見て欲しい映画だと思う。シネマクレールにて25日まで。


